About Us

memeについて

多久の地で半世紀。
南里が想う、
新しい斎場のあり方。

私たち株式会社南里は、多久の地に根を下ろし、
50年以上にわたって斎場「あざみ苑」を運営してきました。
さまざまなお別れの形を執り行う中で、
今の時代に合った、より故人と親密に過ごせる空間を作りたいという想いが、
memeという新しい斎場になりました。

旧来の葬儀のあり方にとらわれず、参列者が故人との別れに心を傾けられる空間。
それを支えるコンシェルジュやスタッフ。
1日1組限定の、納得のいく形での儀式を、執り行っていきたいと考えています。

代表挨拶

message

悔しかった父の死に
いま私なりに向き合う

株式会社南里を経営していた父は、私が36歳の時に突然、亡くなりました。難病を患っているとわかってから、わずかひと月余りの出来事でした。父の望みを叶えてあげることもできず、遺族として悔しさの残る最後の時間でした。

そして、亡くなった後はさらに大変でした。恥ずかしいことに、家業でありながら葬儀のことをほとんど知らなかった私は、初めて関わることの連続で、父の死をじっくりと悲しむ余裕もありませんでした。

運命のいたずらは続き、父の跡を継いだ従兄弟が病にて急逝し、娘として私が株式会社南里を継ぐことになりました。そして、真っ先に考えたこと。それは、私が父の死と十分に向き合えなかったと感じたように、多くの方もまた、同じ思いをしているのではないかということです。それを変えるのが、私の経営者としての使命なのだと、父から教えられた気がしました。

物質ではなく、記憶に残る葬儀。大切なものを大切に思い、悲しみをしっかりと悲しめる斎場。それが、私がこのmemeに込めたものです。

「あざみ苑」という、多くの人に利用いただいた施設を作った立派な父へ、私なりに恩返しをしたい。そして、この想いが私個人を超えて、多くの人に届くものになりますように。そう願っています。

南里智子